性的被害にあうということ

世の中には解せないことが多々ある。その中でも男性の横暴による事件において、被害者が救済されないばかりか、容疑者を間接的に保護してしまうような社会的慣習は悪質だ。

例えば、8年前に都内でレイプされ性的被害をうけた小林美佳さん。勤務先から帰宅途中、
いきなり男性2人に車内に連れ込まれ襲われたという。助けに応えた当時の彼氏の進めで警察に被害を届けるも、あろうことかこの事件は時効になってしまったという。

この本は、そんな小林さんの苦悩と「レイプは“魂の殺人”」という事実を明確に綴った本[amazon]
こういった主張を公にするケースは皆無に等しく大半の人が驚くと思うのだが、そもそもそれがおかしい。もはやタブーになってしまっているのだ。
いきなり見知らぬ人間に押し倒され、服を脱がされ、体中をまさぐられ、性的暴行を受ける。男性であっても想像できるだろう。この身を引き裂かれる思いを。

しかしながら、小林さんを含め被害届けを出すのはごく一部で、家族にもいえず泣き寝入りをしたり、自殺に至るケースも多いのだという。

確かに痴漢被害に関する世論はかなりおかしくなっていると思う。
よく聞くのがこのようなフレーズ
・(痴漢を受ける人に)すきがあったんじゃない?
・男の人はガマンできないから


実は小林さんも家族に「すきがあったんじゃない?」と論されたのだという。助けを求めている人に対し、いう言葉ではないと思うし、そもそも「すき」ってものが何なのか?意味がわからない。しかし、確かに周りをみわたせば、そういうことをいう人は多い。

080722レイプは“魂の殺人”です/大藪順子×小林美佳 - 婦人公論.jp
助けてもらおうというよりも、仕方なく行く場所が警察だった。


あと「ガマンができない説」について。淡白男性が増えまくっている現在にいうことではないかもしれないが、ハッキリしておこう。「ガマンできないわけがない」のである。

男性だけに特定すれば
・オマエダッテカンジテルンダロ

といういつの時代だ?的な偏見が強烈に存在する。

AVの見過ぎという話もあるが、未だに根付く日本男児の「俺主義&亭主関白」を如実に現わしているともいえる。筆者は男性だが、この辺は同性であってもキモイと感じることが度々ある。

結局、以上をふまえ、レイプ被害者は、身内にも、そして社会にも受け入れられず、助けを求めることも緩許されない、というのが現実であり、今回、小林さんが設立したような活動拠点を通じてでしか、救済への道がないというありさまなのである。

micatsukilogo
性犯罪被害者支援活動 [L]

小林さんは、この現状に対し
一番大切なのは、被害直後の支援・危機介入です

と述べている。

それすら無いのかorzと落胆。
少なくとも、この話題をウオッチし続けると共に、この活動に具体的支援をしていきたいと思う。


(増田(maskin)真樹)

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性犯罪被害にあうということ

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